あなたのプロテインパウダーは大丈夫?
本日のクライアント様ですが、美容と健康のため、とあるスポーツクラブから勧められたプロテインパウダーを1年ほど前から飲み始めました。欠けやすかった爪が丈夫になるなどプラスの効果を感じていらっしゃるようでしたが、それと同時に便秘が気になっていました。
そこで、毎日飲んでいるというそのプロテインパウダーの成分を調べたら、人工甘味料のスクラロースが入っていました。スクラロースはWHO(世界保健機構)やFDA(アメリカ食品医薬品局)も認める”安全な”人工甘味料・・・ではありますが、Schiffman & Rother (2013)の研究で、スクラロースの摂取は腸内善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌など)の数を大幅に減らし、その一方で私たちの体にとって有害な腸内細菌(エンテロバクター属など)にはあまり影響を与えなかったとの報告があります。さらに、スクラロースをやめて3ヶ月経った後も善玉菌の数はベースラインに戻らなかったそう。もしかして、本日のクライアント様の便秘の原因はここにあったかも?
プロテインパウダーは毎日飲むからこそ成分に気をつけたいもの。多くの商品は飲みやすくするために何かしらの甘味料が加えられています。しかし、探すとネットでも甘味料を全く使用していない商品や天然の甘味料しか使っていないものも見つかります。また、もしもホエイが原料のプロテインパウダーを摂るのであれば、グラスフェッド(牧草飼育)の牛由来のものがGMOの心配などもなく最もお勧めです。
プロテインパウダーを飲むならば、どうぞお腹に優しい商品を見つけてくださいね。
Reference:
Schiffman, S.S. & Rother, K. (2013). Sucralose, A synthetic organochlorine sweetener: Overview of biological issues. Journal of Toxicology and Environmental Health. Part B, Critical Reviews, 16 (7): 399-451.